代表挨拶

代表挨拶 / greeting message

果敢にチャレンジ!

 平素より格別のお引き立てを賜りまして厚く御礼申し上げます。
 この度代表取締役社長就任にあたりまして、皆様に謹んでご挨拶を申し上げます。
 当社は1963年1月に自動車の海上輸送に従事する会社として創立、今年で60周年を迎えました。
これも関係各社の皆様方の日頃からのご支援、ご鞭撻のお陰だと深く感謝申し上げます。
 当社は、1966年からは、日産自動車株式会社の自動車専用船として従事してまいりました。
 1960年代はモータリゼ-ション、そして1970年代後半には、第二次石油ショック危機により陸上のトラック輸送から環境負荷が低い輸送手段として海上輸送へ切り替えていくモーダルシフト化により、成長を遂げてまいりました。
 しかしながら、1990年代後半から自動車市場が成熟期を迎え、販売の低迷もあって、当社にとっても大変厳しい時期を迎えましたが、関係者皆様のご支援と従業員全員の情熱と努力で、この大きな荒波を乗り越えてまいりました。
 また、ランプウェイを利用して直接乗入れ可能なRORO船の投入によって、乗用車のみならずトラック、建機、重機、そしてシャシーなど販路の拡大を進めるとともに、荷役時間の短縮と納期遵守率の向上により、関東と九州を直結する生産用自動車部品の輸送を担うことが出来るようになりました。
 さらには日産専用船としてのメイン航路である北航路、西航路で新たな貨物の取り込みに加えて、他船社とのアライアンス航路を整備し、北は北海道から、南は沖縄までの日本全国をカバーする海上輸送ネットワークの構築が大きく寄与し、現在は、安全・確実・丁寧を合言葉に顧客満足度NO1を目指して、港と港、海路と陸路を結ぶ海陸複合一貫輸送の物流ビジネスの構築に取り組んでいます。
 今後は、物流の2024年問題によるドライバー不足によって、海上輸送への期待が高まる一方で、円安、原油高、船員不足、船舶建造費の高騰など、高コスト構造になることが見込まれています。
 このような厳しい環境だからこそ、逆境に果敢にチャレンジする精神を受け継ぎ、全従業員の力を結集させて活力ある企業を目指していきます。
 先ずは、環境にやさしく、燃費の良い、そして労働環境の改善にも貢献する新船の投入や新たなる販路の拡大、航路の充実を目指して努力してまいります。どうぞご期待下さい。
 これからも安全運航を最優先に顧客と社会の期待と信頼に応える企業を目指していまいりますので倍旧のお引き立てを賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

プリンス海運株式会社
代表取締役社長

藤井 直之

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